2024年度、特に優秀な成績を収めたり、秀でた活躍を見せた選手を『KFBA AWARD 2024』として表彰いたします。
関西フレスコボール協会所属となるGVK、GPA、GOAメンバーの投票を経て、受賞者が決定いたしました。

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KFBA AWARD 2024
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最優秀コンビ賞
[Most Valuable Pair]

2024年シーズンにおいて、特に優れた成績やコンビネーションを見せた二人へ贈られます。

〈男子部門・最優秀コンビ〉
山下祥&高津幸佑コンビ(最多得票)

〈受賞理由〉
「花よりも、花を咲かせる土になれ」を心に刻み、かねてから体験者や仲間の練習相手を率先して行っていた高津幸佑選手。その姿をずっと見ていた山下祥選手が、「そういう人が、花になれるフレスコボール界へ」と声をかけてペア結成。互いに渾身のアタックをぶつけ合って日本代表を狙うも、結果は年間8位。しかしながら、シーズンを通じて攻め続けた姿に「本番の5分では見ているこちらも心を動かされた」と、仲間たちから堂々の最多得票に輝きました。この受賞が、いつか二人が日本代表となって大輪の花を咲かせるときのための養分となることを願います。

〈ノミネート〉
出羽大輔&平山元、岸田直也&中野克希、冨永裕紀&宮脇勇輔、中島大和&松井芳寛、中野克希&松井芳寛(得票数順)

〈女子部門・最優秀コンビ〉
風味千賀子&宮山有紀コンビ(最多得票)

〈受賞理由〉
ペアを結成した2019年から6年目のシーズンに突入。それは、日本フレスコボール界の歴史を通じて誰も見たことのない挑戦という側面も。しかしながら、二人はプレッシャーや期待もすべてエネルギーに変え、シーズンを通じてトップギアで奔走。6年連続の日本代表選出という偉業を成し遂げて見せました。特にホームゲームとなるオオクラカップでは、自己ベスト更新となる1704点を記録して優勝に輝くなど、常に成長する二人を証明。KFBA AWARDでは、最多となる4度目の最優秀コンビにも選出。関西の黎明期を知り、関西を代表する二人は、いつしか世界を代表する二人になろうとしています。

〈ノミネート〉
當麻早希&新開由佳子、石田尚子&牛田美紀、岡本千聖&落合真彩、牧野日向&間中恭子(得票数順)

〈ミックス部門・最優秀コンビ〉
山下祥&石田尚子コンビ(最多得票)

〈受賞理由〉
「大蔵海岸で最も練習してきた子育てママ」石田尚子選手が、「最も一緒に練習してきた師匠」山下祥選手と挑んだシーズン。朝練は当たり前、雨でも練習、夜は体育館練習。日本フレスコボール界のレベルが向上する中、「強いアタックで勝負したい。石田選手がそれを打ち返せることを証明したい」と、”練習の鬼”と”アタックの鬼”が対峙し、常に高みを目指した5分間を一貫。目標としていた日本代表には及ばずも、年間ランキング13位で堂々のTOP Div.にも選出。自身の練習だけでなく、クラブ全体に目を配り、心を配り、根を張り続けた二人が最多得票を獲得。次に見せてくれる新しい景色にも期待です。

〈ノミネート〉
中野克希&牛田美紀、難波正浩&間中恭子、山本翔太&山下みずき、宮脇勇輔&宮脇ひなの、中尾繁宏&荒木里香、五十嵐恭雄&宮山有紀、岸田直也&落合真彩、杉村秀樹&渡邉素江(得票数順)

新人王
[Vento novo of the year]

プレーもしくはその他活動において、目をみはる成長を見せてくれた選手へ贈られます。

渡邉素江選手(最多得票)

〈受賞理由〉
西日本初となるJFBA公認大学生クラブ「奈良県立大学フレスコボール同好会」代表を務めながら、フレスコボール西日本の雄・大阪桜ノ宮のGVK練習にも通い続ける二刀流。日本代表を最短距離で手繰り寄せるための必須条件ともいえる熱量の高さと成長曲線は、周囲のお墨付き。それだけでなく、早朝の練習場所確保や、クラブ内の打ち上げ企画など、技術以外の部分でも献身的にクラブを支え、人間的にもぐんぐんと成長。このたびの最多得票は、桜ノ宮だけでなく大蔵海岸メンバーたちからも期待と信頼を受けている証。関西の新星、ここに誕生です。

〈ノミネート〉
持永知里、岡本千聖、勝本夫妻、本田裕典、難波正浩、平山元、山下みずき、本田こころ、竹田和也、有馬いづみ、山元実花(得票数順)

◆KFBA特別賞

メンバーからの自由投票で一定の票を集め、表彰に値すると判断された特別賞です。

大蔵海岸 草抜き隊(代表:青田清&山下祥)

大蔵海岸に生い茂っていた雑草を自主活動として半年かけて一掃。そこに、思いがけず千葉のジャパンオープンが延期。大蔵海岸のまさにこの場所が最終戦の舞台になるという出来すぎたドラマの最終回が待っていました。地元住民として、青田&山下は平日に早朝作業。週末には他メンバーも駆けつけ、多くの人が関わりながら、この舞台が整うことに。晴れて迎えたジャパンオープンの朝、会場を見て青田隊長の口からこぼれたのは、「おかげでさまで、最後は本当に楽しい一ヶ月だった」の言葉。むしろ感謝を言うのは、周囲のほうだというのに。思いやりのスポーツ・フレスコボールの真骨頂が詰まった活動が、圧倒的な最多得票で選出。心から拍手をお送りします。

當麻早希&新開由佳子コンビ

ホーム開催となるオオクラカップでは、わずか5点差の「4位」に泣いた二人。しかし、むしろ上位陣にそこまで迫った「ペアとしての成長と勝負強さ」に拍手を送るべきで、関西における実力の底上げを感じさせる5分間でもありました。JFBAベストラリー賞の獲得のみならず、このたびのAWARDにおいても、MVPの風味&宮山コンビに迫る得票数2位に輝き、「感動した」というコメントも多数。練習中に二人で対話を重ねる姿が印象的で、ラリーをするだけが上手くなるための最短距離ではないことも証明。兵庫と奈良という距離を物ともせず、関西からたくましいトップ選手の誕生です。

岡本千聖選手

優勝2回、準優勝2回、年間ランキング3位。有無を言わせぬ結果で、小学6年生で日本代表選出という前人未到の快挙を達成。遠距離で関東の落合真彩選手とペアを組み、大会ごとの成長にも驚かされることに。大人と対等にラリーを繰り広げる様子は、年齢や性別、ハンディの有無などを一切問わない、究極にシームレスなペア競技「フレスコボール」の可能性を示すことにもなりました。きっとしばらく破られることのない最年少記録。いつか岡本選手が組む”最年少の相方”が破ってくれることを期待したいものです。「フレスコボール界は明るい」そう確信するきっかけをくれた彼女に最大のリスペクトです。

◆ナイスチャレンジ賞

特筆すべきペアや選手として投票で名前の挙がった方々を、理由とともにすべてご紹介します。

〈青田清&芳子コンビ〉
関西選手の最高齢更新中。練習も真剣でパワフルなお二人の存在感は絶大。

〈有馬いづみ選手〉
水曜日の練習の恒例メンバーに。根性と熱量による著しい上達に拍手。

〈板倉進&香代子コンビ〉
「毎日が新婚1日目」は、周囲の憧れに。大蔵海岸を支える二人の存在はもはや殿堂入り。

〈板倉香代子&濱野素子コンビ〉
ラリースピードがぐんぐん加速。「来年はマスター優勝狙ってください!」と応援コメント多数。

〈石河洋一郎選手〉
計測会を開くイベント王。「マスター代表になりたい!」と突き進む姿が、仲間を鼓舞。

石田尚子選手
猛烈な練習に食らいついた「努力の人」で「大蔵の母」。周囲への細かなサポート・情熱にも感謝。

牛田美紀選手
子育てをしながら、ひたむきな姿勢で石田選手とは5年目のシーズンを完走。ママ界の星。

〈岡本千聖選手〉
小学六年生で代表選出は圧巻の一言。スポーツ21でも仲間に教えるお姉さん役として大活躍。

〈釜本菜々香選手〉
四国との架け橋を担いながら、全国でも存在感。「可愛いくなりましたね」の褒めコメントも。

〈山口セバスティアン祐希選手〉
撮影で競技を盛り立てた立役者。「趣味なので」という謙虚な姿すら見習いたいと、仲間の心を打つ。

〈薗崎正選手〉
「太陽より熱い思いと真心の持ち主」と、その人望は大阪にも明石にも轟く。次は日本代表へ。

〈高津幸佑選手〉
いつも見えない所で動く大蔵海岸の守護神。この一年の成長は努力の成果。

〈竹田和也選手〉
「みんなの上達のため」と鉄壁ディフェンスを習得。トリンカ優勝や朝練は、竹田選手の人望が起点。

〈齋藤幸朋選手〉
「ポヨのお茶会」主催者として、参加人数分の用意。やさしさも加わり、みんなで味わう一杯は格別。

〈田靡麻衣&間部知香コンビ〉
加速度的に成長中。代名詞は、緊張解消のために周囲を巻き込む「バモス!」。応援したくなるペア。

〈中尾繁宏&荒木里香コンビ〉
「この年齢でソフトテニスからの転向はすごい」と複数票。関西の次なるシンボル的存在に躍り出る。

〈中島大和コンビ〉
晴れて、就職。「いつでも大蔵海岸に帰っておいで」と可愛がられる弟的存在の今後の活躍に期待。

〈中野克希選手〉
「スポーツクラブ21」でのレクチャーも熱心に行い、女子人気も。祝・二年連続の日本代表選出。

〈中村祐介選手〉
フレスコボールだけでなく、マラソンや100㌔ハイクにも挑戦。色んなチャレンジをする姿勢に乾杯!

〈難波正浩&近藤久弥コンビ〉
努力家で練習&研究熱心なだけでなく、思いやりのトッププレイヤー。パッション賞。

〈平山元選手〉
やる気と情熱を感じられる熱い男。朝早くから場所取りには、GVK一同が感謝しています。

〈本田裕典&こころコンビ〉
大蔵海岸に現れた期待の星。姫路から二人で通い、献身的な姿はこれからの大蔵海岸の大黒柱に。

〈松井芳寛選手〉
自分探しで世界中へ躍動。他方で「あなたはあなたでいい」というコメントも届く愛すべきリーダー。

〈松村家〉
体験会を機に常連メンバーに。愛娘との三人家族は、GVKの新しきシンボルとして輝く。

〈間中恭子選手〉
誰と打っても上手い人気者。ジャパンオープンでは、2nd Div.で初入賞。次に見据えるのは日本代表か。

〈間部夫妻〉
みんなの輪の中心には、いつもこの二人。平日の自主練習も欠かさない、Mr. & Mrs. フレスコボール。

〈間部夫妻&石田尚子チーム〉
徳島カレー合宿のアイデアと実行力がキラリ。ほのぼのとした楽しい合宿企画に感謝の声が多数。

〈牧野日向選手〉
選手でも普及面でも大活躍。その姿に「いつでもスポーツ21へ指導者として待ってます」のお誘いも。

〈宮下ゆめ花&山本彩佳コンビ〉
苦労も多い社会人一年目。遠距離で時間も限られる中でのシンクロしたラリーは、見る者の心を打つ。

〈持永千里選手〉
期待の新星登場。「いつでもスポーツ21へ指導者として待ってます」のお誘いも。充実の学生生活を。

〈山元実花選手〉
奈良県大の大西選手と組みながら、桜ノ宮練習も両立。試合前の熱量は人一倍。見る人は見ている。

〈山下祥選手〉
クラブの規模拡大に加え、草抜きの統率力も評価。「類は友を呼ぶ」で、同志が増えた今後にも期待。

〈山下みずき選手〉
周囲も驚く急成長。努力と自身の実力が手繰り寄せたトリンカ大会優勝は、感動が周囲に伝播。

〈山本翔太選手〉
四国との架け橋となり「もはや関西メンバー。もう明石に移住してください」とのコメント複数。

〈劉子佑選手〉
オオクラカップでベストラリー賞に輝き、全国デビュー。いざ、台湾フレスコボール界の第一人者へ。

〈渡邉素江選手〉
奈良から大阪への引越しで、桜ノ宮の主へ。「場所取りありがとう!」の声も多数。目指せ、日本代表。

〈大会時カメラマンの皆さん〉
「分担して手伝ってくださっているスタッフの皆様に感謝!」

〈GVK&GPAの運営に携わった皆さま〉
「見えないところで色んなサポートがあるおかげで、フレスコボールに熱中できています」

以上となります。もちろん、ここに挙がった方々だけでなく、フレスコボールを愛するすべての方々の尽力で、関西フレスコボール界が成り立っており、皆さまに感謝申し上げます。より良いフレスコボール活動を行えるよう、KFBAもより一層活動に励んでいきます。

◇歴代受賞者
〈2023年度〉
〈2022年度〉
〈2021年度〉
〈2020年度〉
〈2019年度〉